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100人の意見

今、葬儀について考える

 調査対象 : ビスネット会員の全国の消費生活アドバイザー 100人 

調査方法 : メールによる回答選択方式及び自由記述 

調査期間 : 2008年3月27日~3月30日 


誰にでも必ず訪れる死。その死を悲しみながら見送るのが葬儀です。
今年2月にアメリカのアカデミー賞を受賞した「おくりびと」がヒットし、葬儀に関心を持たれた方も多いのではないでしょうか。
価値観が多様化し、社会や地域とのつながりも変化している今、葬儀の形も多種多様になってきたといわれます。そのような状況の中、マスメディアや広告などで、葬儀に関する情報について目にするようになってはきたものの、納得のいく葬儀ができなかったと後悔する声も多数耳にします。
そこで今回は、葬儀を出した経験、家族や自分はどんな葬儀を望み、どんな準備をしているのか、どんな情報を知りたいのかなど、今、葬儀について考えていることを消費生活アドバイザーに尋ねました。

 

葬儀を出したことがある方にお尋ねします。
設問1-2.その葬儀社に決めた理由は何でしょうか。主なものを3つまで選んでください。

利便性を考慮して「自宅の近所だった」と回答した人が4割近くにのぼった。続いて「料金が適正だった」「料金の明細がはっきりしていた」が2割を超えている。「親族がすすめたから」も同率であった。価格についてきちんと明示され、身近な人からすすめられると、その葬儀社に対する信頼が高まるといえよう。

現在は斎場で行う葬儀が多いことから、「斎場を持っていたから」も同率であった。一方「他に選択肢がなかった」も同様に選ばれている。ばたばたとした中でじっくりと考える時間や精神的なゆとりがないというのが本音であろう。

また「担当者がよかった」も17.5%あり、担当した人の対応も葬儀社を決める上で重要なポイントであることがわかる。

 

葬儀1-2.gif 

 

設問1-3.葬儀を出してみて困ったこと、こうすればよかったと後悔したこと、知っておきたかったことなどはありますか。具体的なエピソードをお書きください。

 (一部抜粋)

  • パニック状態だったので、気がついたらかなり高額な葬儀になっていた。(埼玉県 30代女性)  
  • 参列者の人数を少なめに見積もったせいで、会場が狭く、お焼香等にも長時間並んで貰うことになってしまった。(東京都 40代女性)
  • 斎場をもっていても、混んでいると結局つかえず、ものすごい遠くの斎場になってしまい、困りました。(神奈川県 30代女性)
  • 急なことで、考える間もなく終わってしまいました。普段、なるだけ考えないようにしていたことが間違っていたことに気づかされました。(広島県 60代女性) 
  • まったくの突然の出来事だったため、少し前に葬儀を行った親族に頼りきり。しかし同じ市内でもちょっとはなれていたため、地域の習慣が違い右往左往。今なら、冷静に考えられるので、習慣と違っても希望を通せると思うが、そのときには「人並みに」と思うだけで精一杯だった。(静岡県 40代女性) 
  • 特に後悔したことはない。当家の立場になると、何をやってよいかわからず最後の最後まで落ち着かないが、担当者が事細かに助言してくださったのが良かった。(広島県 30代女性)

設問7.葬儀全般に関する情報で、あなたが知りたいのはどんな情報ですか。主なものを3つまで選んでください。

 「葬儀のサービス内容とその費用」が半数を超えている。葬儀の中身や必要なこと、費用はどの程度必要なのかなど、知らない人も多く、情報もわかりにくいことから、前もって充分に知っておきたいと考えているといえる。続く「葬儀に関わる諸手続き」も半数に迫っている。役所への届け出や保険や預金、相続に関することなど、葬儀前後の手続きは、どれも重要なものばかりである。いざというときにきちんと滞りなく行いたいという気持ちが伝わってくる。

 

そしてやはり、価格についての情報は知りたいところである。「葬儀全体の総額」はどの程度で、その「葬儀費用が適正かどうか」を知りたい。また、数ある葬儀社の中から本当によい葬儀社を見つけるのは至難の業である。「葬儀社が信頼できるかどうか」も2割いる。遺族に対して失礼がないよう「葬儀のマナーやしきたりについて」知りたい人も同率であった。

 

葬儀7.gif

 

 

設問8.葬儀全般や、葬儀のあり方、こんなサービスがあったらいいと思うことなど、葬儀についてご意見・ご要望をご自由にお書きください。

(一部抜粋) 

  • 葬儀を出した事がないのでよくわからないが、だからこそ思うのは分からない事や、知っておかねばならないことを気軽に聞けるようなサービスがあればありがたいと思います。(佐賀県 50代女性) 
  • 気軽に電話等で相談できる窓口があったらいいと思います。(福岡県 50代女性)
  • 葬儀後に発生する亡くなった人に関する手続きを代行してくれるサービス(相続、年金手続き、役所関係など)。信託銀行などでは富裕層に対するサービスのみです。もっと一般の人に向け、たとえば高齢の寡婦がスムーズに亡くなった人(夫など)に関する手続きを済ませることができるよう、高齢者に特別に配慮のある司法書士、行政書士、会計士、弁護士、などを紹介する、役所などへ同行してくれる人を紹介する、等。とにかく、あとに残された人があちらこちらに多く出向いて手続きをようやく済ませる、のではなく、そこへ出向けば一気に手続きが済んでしまうシステムがあれば、と自分自身の経験で思います。公の機関にそれを期待するのは無理でしょう。民間でそのような機関ができ、葬儀会社が仲立ちしてくれれば、と思います。理想ですかね…。(神奈川県 40代女性)
  • 父の葬儀の時、父が大切にしていたクラシックのアルバムを飾ってもらうコーナーを設けていただき、会送者が集まられる間、モーツァルトなど父が好きだった曲を流してもらいました。私の希望は結婚式の時みたいに、その人が生きてきた証のプロフィールをビデオで流してほしい。例えば、ルーツである父母の写真、赤ちゃんの時の写真、小学校に入学した、大学に入った、社会人になった、結婚した、子供たちが生まれた、金婚式を挙げたなど・・・・・生きてきた証を10分でも良いから流してほしい。(福岡県 50代女性)
  • 今の葬儀はあまりにも形式にとらわれており、心がこもっていない。葬儀屋を儲けさせているだけ。一昨年、身内が二人続けてなくなったため、その葬儀に参列して痛感した。当方は身内ではあったが、喪主ではなかったので、全て喪主におまかせしたが、こんな葬儀は自分には必要ないと思った。既に自分自身については、お墓も仏壇もあり、また、懇意にしているお寺もあるので、これから準備すべきことは何もないが、ただ、残された家族が困らないように、「私の意思表明書」(エンディングノート)を作成して残しておきたい。そう思いながら、忙しくてまだ手がつけられていなのが残念。(様式は各種あるが、まだ書き込んでいない)(兵庫県 60代男性)

  • (※これは調査報告から一部抜粋したものです。)

※無断転載はお断りします

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