2007年 12月 20日
調査対象 : ビスネット会員の全国の消費生活アドバイザー 100人
調査方法 : メールによる回答選択方式及び自由記述
調査期間 : 2007年12月18日~12月19日
| 社会経済情勢が大きく変化する昨今、消費者取引が多様化・複雑化するとともに消費者トラブルも巧妙化し、その被害は後を絶たない。 また、平成16年に「消費者基本法」が改正されたことにより、「消費者の自立」が明確化され、消費者は自己責任のもと、自ら進んで必要な情報や知識を収集・修得し、自主的かつ合理的に行動できる、"自立した消費者"となるよう求められるようになった。 併せて、消費者の自立を支援するために、国や地方公共団体、そして事業者、事業者団体の責務も謳われている。 こうした消費者の自立を総合的に支援するため「消費者基本計画」が定められ、その大きな柱として、消費者教育のさらなる推進について取り組みがはじめられているところである。 そこで今回は、消費者が現在の消費者教育についてどう感じ、行政や企業に対してどのような教育や情報提供を期待しているか、そして消費者自身は、自立のためにどのような力をつければよいかなどを、消費生活アドバイザーに聞いた。 |
問1で回答者全員が必要と感じている消費者教育であるが、現在の取り組みについて
「十分とはいえない」が90%と、圧倒的多数を占める結果となった。
消費者教育は行われてはいるものの、その効果は実感として感じられず、まだまだ
消費者が求める取り組みとはなっていないようだ。
消費者教育は生活体験を通して「家庭」でと考える人が過半数に上ったものの、
それを大幅に上回り、「学校」で行うが94.0%で最も高い結果となった。
消費をとりまく環境がこれだけ多様化している今、家庭での教育には限界があり、
小さな頃から体系的に基本的な知識をしっかりと身につけることが必要不可欠だと
感じている人が多い。
続いて、「自治体」に公の立場で地元に根ざした消費者教育を望んだり、
消費者問題に取り組む専門家である「消費者団体・NPOなど」を上げた人も
4割前後いた。
また「企業・業界団体」が3割近くに上ったことは興味深く、消費者は、それだけ
企業の消費者教育への取り組みに注目しているといえるのではないだろうか。
「契約」が7割強と最も多かった。
さまざまな商品・サービスと向き合い、自己責任のもとで選択する機会が
増えているにも関わらず、「契約」が何かを理解しておらずトラブルに
巻き込まれるという現状に危機感を感じている表れといえる。
「悪質商法」も45.0%と、高齢者を中心に被害が後を絶たないことを反映した
結果となっている。
また「食に関する知識」が3番目に入った。
昨今の食の偽装問題を受けて、消費者自身が身近な食についてもっと賢く
ならなければと感じているのではないだろうか。
続いて「環境・エネルギー問題」も37.0%あった。地球温暖化など、
日々の暮らしに直結する身近な問題として強い関心を示していることが伺える。
「商品・サービスの安全性に関する知識」も35.0%に上り、安心して商品・
サービスを利用するためには、企業が努力するだけではなく、消費者も
知識を身につけなければいけないと考えているということだろうか。
●学校教育の充実
●消費者教育の担い手の育成・活用
●積極的な情報提供
●消費者と企業とが直接対話できる場がほしい
※無断転載はお断りします
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