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100人の意見

「住まいにおける環境問題への関心度と取組み」

調査対象 : ビスネット会員の全国の消費生活アドバイザー 100人 

調査方法 : メールによる回答選択方式及び自由記述 

調査期間 : 2008年12月22日~12月26日 

 

環境問題。今や、私たちが生活をする上で意識せざるをえない大きな社会問題です。2008年は洞爺湖サミットが行われたこともあり、マスコミをはじめ、環境に関する情報を多く目にした年でもありました。

私たち消費者にとって、多くの時間を過ごす場所は住まいであり、それだけにくらしの中で環境を意識し、様々な活動を行うことが重要だといえます。

そこで今回は、消費者は住まいの中で、どの程度環境を意識しているのか、環境問題を考えて、実際には日常的にどんな取り組みをしているのか、どんな情報を参考にしているかなど、消費生活アドバイザーに尋ねました。

 

設問2.あなたは今住まいについて、どんなことに関心がありますか。主なものを2つまで選んでください。

昨今の物騒な事件の数々や相次ぐ地震などを考えると、生命を守るために「防犯・セキュリティ」「防災・耐震」が上位に上がるのはもっともだといえる。

特筆すべきは、それに並ぶ45.0%もの人が「省エネ性能(高気密・高断熱)」を選んでいるという点である。この結果は、住まいの快適さに関心があると同時に、できる限り無駄なエネルギーを使わずに住まうことに、意識せざるをえないと感じている表れともいえよう。
また「自然エネルギーを利用する(太陽光発電など)」も26.0%と多い。化石燃料の枯渇やCO2の排出量を考えると、自然のエネルギーをどれだけ活用できるのかが課題だと感じているのではないだろうか。

こうして見てみると、消費者の環境問題についての意識が高まっている今、その関心は住まいにも向けられているといえる。

 

住まいにおける環境問題2.gif 

 

設問9.住まいにおける環境への取り組みについての情報で、特に不足していると思うものについて、主にあてはまるもの3つを選んでください。

 

不足していると思うということは、裏を返せばその情報を必要としているということである。

最も多かったのは、「環境に配慮した商品・サービスを導入したときの費用対効果」57.0%である。商品・サービスは高価なものが少なくない。せっかく購入しても、それが実際どの程度有効なのかがわからないと手を出すことはできない。
続いて「環境に配慮した商品・サービスの選び方」「環境に配慮した商品・サービスの機能の比較」が4割前後ある。「環境に配慮した商品・サービスの紹介」も3割近くに上った。環境に配慮した商品・サービスはどんなものがあるのか、実際に商品・サービスを生活に取入れるとするならば、どんな点に気をつけて選べばいいか、商品も各社比較してどこが違うのか知りたい。このように、消費者が商品・サービスを購入する際にほしいごくごく当たり前の情報が少ないということがわかる。

 

また、「環境に配慮する必要性についての説明」も3割に上った。
そもそも、なぜ環境を考えた取り組みをしなければいけないのかがしっかりと伝わっていないので、環境への取り組みがなかなか進まないと考えている人も多いといえないだろうか。

 

住まいにおける環境問題9.gifのサムネール画像

 

 

 設問8.住まいの中で、今後1年のうちに、あなたが購入を検討してもいいなと思っている、環境に配慮した設備・家電はありますか。当てはまるものを3つまで選んでください。

 

「特になし」が25.0%というものの、100年に1度の不況といわれるこの時期に、全体的に購入を検討してもよいというパーセンテージが高いのは驚きである。それだけ、消費者が環境に配慮した設備・家電に強い関心を示しているといえる。

まず、2011年に地上波デジタル放送に移行されるということも関係してか、買い替え需要が多いと考えられる「テレビ」が29.0%と最も多かった。せっかく買い替えるのであれば、少しでも環境に配慮したものを選びたいと思う消費者の気持ちが伝わってくる。「複層ガラス・二重窓など」も2割を超え、室内の気密性に対する関心の高さがうかがえる。続く「照明器具」「冷蔵庫」「冷暖房」は、家庭の電力消費トップ3である。「照明器具」は、白熱灯に替わり、寿命が長く省エネ性の高い蛍光灯が浸透しつつあり、「冷蔵庫」や「冷暖房」も省エネ性能など、環境に配慮した製品が次々に発売されている。3つを省エネ性能の高いものに買い替えると、電力消費の大きな削減につながるのではないかという期待も働いて、このような結果になったといえないだろうか。

また、生ゴミを有効に使おうと「生ゴミ処理機」も15.0%とある。自治体からの補助を受けられる場合も多く、環境を考えたときに、くらしに取り入れやすいということもあるのだろう。

 

 

住まいにおける環境問題10.gif

 

 

設問12.あったらいいなと思う、環境に配慮した設備・家電についてのアイディアや、住まいの中で環境への取組みを進めていくために必要なことなどご自由にお書きください。

(一部抜粋)

  • 使用した電気製品の電気代の目安が表示されると、省エネ云々よりも、電気代を節約しようという気持ちが働き、結果的に電気の無駄等を防ぐような気がする。(神奈川県 40代 女性)
  • 家を建ててみたら、採光・通風が思うようにいかなかったので、設計の段階で気軽にシミュレーションできるシステムがあるといいなと思います。日光や風をもっと有効に使えたら、照明もエアコンも使う時間がへると思うので。(福岡県 30代 女性)
  • 家庭で実践する省エネで最も効果が大きいには住宅そのものではないかと思う。断熱性が高まれば、冷暖房の消費エネルギーは随分小さくなり、またそこに住む人間にも快適な住居だといえる。住宅は一生に一度の買い物といわれるほどのものであるためか、その価格に一番の関心が寄せられ、省エネ性の重要が浸透していないと思う。それが家庭への省エネの第一歩ではないか。(青森県 30代 女性)
  • たとえば、家庭からのCO2の排出量などを計算するソフトがあるようだが、自分でわざわざ数値を入力して管理するのが億劫である。電気・ガス・水道会社、ごみ回収業者などのサービスで、自分の家庭がどの程度CO2削減に貢献したか(あるいはその逆か)を、前月比・年間推移などのかたちで提供してくれるとありがたいと思う。(茨城県 40代 女性)
  • 情報がたくさんあっても自分のものとする情報にたどり着くのが大変。なんでもないことの知恵を共有しあうようなコミュニティが不足している。各自は意識のある人は取り組むが、意識のない人は取り組むこともなく、情報を共有することもないのが実態ではないか。少しでも伝える機会がもっとあればと思います。(埼玉県 50代 女性)
  • 環境対応型機器の購入、節水・節湯、ゴミの減量・コンポスト、冷暖房の設定温度など行動では様々なことを意識して取り組んでいます。しかし、物が増えて肥大化した今の生活を昔のレベルに戻すことは至難の業です。設備などで意識せず環境貢献が出来ることが現実的な方法とも思えます。(福岡県 40代 男性)

    (※これは調査報告から一部抜粋したものです。)

※無断転載はお断りします

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