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100人の意見

アンケート調査「日本のエネルギー、どうしますか?」

調査対象:全国のビスネット会員 消費生活アドバイザー510人 

回 答 者:105人

調査方法:メールによる回答選択方式及び自由記述

調査期間:2011年12月1日~12月9日

 

3.11東日本大震災による福島原子力発電の事故を受け、多くの人が今まで以上に環境問題、そしてエネルギーのことを考えるようになった。
そこで、今回の調査では、震災から9か月たったこの時期に、消費者がエネルギーについて今後どうありたいと思っているのか、また原子力発電についてどう考えているのか、聞いてみた。

 

 

設問3.あなたは、日本のエネルギーの自給率が4%であることを知っていますか。

約半分の人は「以前から知っていた」と回答。「最近知った」という人も約2割。しかし3割の人は知らないと言っており、エネルギーについて関心が高まっているというものの、資源のない日本の実情については、日頃考えることがないのかもしれない。

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設問5.あなたは、日本のエネルギー事情を考えた時、どのようなエネルギー政策がいいと思いますか。

一番多かったのは「しばらく原子力発電も稼働しながら、将来は原子力発電を廃止し火力発電や水力発電、自然エネルギーにした方がいい」が42.9%であった。次いで「今すぐ原子力発電をやめて、火力発電や水力発電、自然エネルギーにした方がいい」が16.2%、3番目に「しばらく原子力発電も稼働しながら、将来原子力発電をどうするか考えた方がいい」であった。

分類すると「今すぐに原子力発電をやめて・・・」という人は、17.2%、「しばらく原子力発電も稼働しながら・・・」という人は、66.7%であった。また、「今も将来も原子力発電を含めた火力・水力発電、自然エネルギーなどいろいろなエネルギーの作り方があった方がいい」も10.5%あった。
 今すぐ原子力発電を拒否するということではないが、あれだけの事故を目の当たりにして、将来的には原子力発電に代わるエネルギーを希望して人が多いことが分かった。

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設問7.あなたは、太陽光や風力発電などの自然エネルギーについてどう思いますか。2つまで選んでください。

このところ自然エネルギーへの期待が高まってきているが、今回の調査でも「今はすべて自然エネルギーでは難しいが、技術開発に期待する」が一番多く86.7%だった。また「将来はすべて自然エネルギーで賄えるようにしてほしい」が18.1%あるというものの、「理想的なエネルギーではあるが、現実的には日本のエネルギーを賄くのは難しい」が56.2%あった。
さらに「今すぐにでも自然エネルギーだけで日本のエネルギーを賄えると思う」と回答した人はわずか1.0%であった。しかし自然エネルギーへの期待の大きさが伺える回答が多かった。
「その他」の回答では、何と言っても一般の人には情報が十分に伝わっておらず、どう考えたらいいのか判断材料が足りない、という意見が多数上がっていた。

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設問9.福島原子力発電の事故を受けて、エネルギーや原子力についてどのように考えが変わりましたか。3つまで選んでください。

今回の原子力発電所の事故で、いろいろな意味でエネルギーや原子力に対する考え方は変わったのではないかと思われる。
回答で一番多かったのは、「原子力についての安全性に疑問をもつようになった」53.3%で、半数以上であった。次いで「エネルギーや原子力について関心を持つようになった」4割、「日本の今後のエネルギーについて不安に思うようになった」も39.0%あった。
また「これまで原子力の恩恵を受けてきたことが分かった」33.3%、「日本のエネルギー・原子力政策が分からなくなった」も30.5%あった。
あまりにも今まで当たり前にエネルギーを使い、何も考えていなかったかを思い知らされると同時に、まだ今後どう考えたらいいのか分からないというのが本音のようだ。
「その他」はたくさんの意見が書き込まれており、関心の高さが伺われるのと同時に、安全性過信と原子力技術に対する厳しい意見、さらに原子力に対する不信感、また国に対する批判の言葉が多く見られたのが印象的であった。
 

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設問11.これからの日本のエネルギーについて、自由にお考えを書いてください。

 (一部抜粋)

  • エネルギーは私たちの生活に不可欠なものだが、今まではそれが手に入らないという想定をすることなく使っていた。しかし、これからは限られたエネルギーしか使えないエネルギー不足や高価すぎて使えないなどの事態も予想される。そうならないためにどうすべきか。原発是か非かだけではなく、エネルギー問題はもっと戦略的な視点で考える必要があると思う。(福岡県 50代 女) 
     
  • 国民に情報公開をしながら、論議を積み上げるべき。マスコミは感情論や、センセーショナルな取り上げ方でなく冷静な論議が出来るよう、役割を果たし、国会や市民公開討論などを経て国民投票を行ってもいいのではないか。政治家の揚げ足取りも不愉快。本質論議が必要だと思う。現在のつけを、将来の地球市民に回さないこと。当事者としてエネルギー問題を国民全員が考えるべき。(岡山県 50代 女) 
     
  • 実際に原発事故の当事者にならないと、この不安感や苦しみは理解してもらえないと思う。国や県などの今までの施策は信じられなくなった。だれも責任を取ろうとしない態度に呆れている。一部の利権者の考えだけでなく、広く国民全体で広く今後のエネルギーはどうしていくのか考えるべきである。(福島県 50代 女) 
     
  • 今回の震災で、原子力発電が安全という認識は日本ではなくなったと思う。すぐになくすのは無理だし、現実的ではないが、徐々に割合を減らし、将来的にはなくす方向性を日本で打ち出すべきだと思う。「その際、20XX年までに廃止する」という目標を打ち出す必要があると考える。(千葉県 40代 男) 
     
  • これまでの日本は、エネルギーを使い過ぎていたように思います。そのために原子力発電が必要でした。しかし、一旦事故が起きた時の影響は、あまりにも大きかったと思います。地震が多い日本は、これからは原子力を廃止し、自然エネルギーなど他の発電方法に移行していくべきだと考えます。地球温暖化の防止のためにも、二酸化炭素を出さない、環境にやさしい発電方法の日本の技術開発力に期待したいです。一方で、節電を通してエネルギーの使い方、暮らしの仕方、経済活動なども国民一人一人が見直す必要があると思います。(埼玉県 30代 女)
     
  • それぞれのエネルギー方式のメリット・デメリットを正確なデータ・真実の情報の基に、我々にキチンと開示してもらい 各々の国民が、自ら判断できるようにしたいものです。(愛知県 60代 男)
     
  • ここまで生活が贅沢で便利になってしまっては、「今すぐに自然エネルギーだけで何とかすべき」とは言えない状況だと思う。個人的な生活だけではなく、産業や医療などに使用されるエネルギーを含めると、現実的には、しばらくの間は原子力発電を止めることはできないように感じる。しかし、今回の地震や津波による原子力施設への被害、放射線に関する報道から、日本の国土の狭さや将来のある若い人たちのことを考え、「何によってエネルギーを生み出すか」については、その方法・比率を真剣に考え、政策を転換していくべき。どの程度実現性のある技術なのかは分からないが、地熱や太陽光、波や風力による発電を、原子力に変わるものとして研究していかなければならないと思う。海外で成功している技術を採り入れて、モデル地区を作り、日本に合った方法を吟味するのもよいと思う。(茨城県 40代 女)

(※これは調査報告から一部抜粋したものです。)

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