2003年 04月 17日
原稿執筆者:消費生活アドバイザー 矢野 環
2003年12月から東名阪地域で従来のテレビ放送電波(地上波)をデジタル化した放送が始まります。(予定)
すっかり我々の生活に溶け込んでいるテレビ。
そのテレビ放送が今年から大きく変わろうとしています。
これからどのようにテレビ放送が変わっていくのか
Q&A形式でご紹介して行きます。
A :最も身近な地上放送がデジタル化されることで多くの人が情報化社会に参加できるようになり、高度な放送サービスを受けられるようになるからです。
地上デジタル放送は、テレビ向けの固定放送や移動体(車・携帯電話等)に対する放送が特徴です。
また、わが国では、国(総務省)がこの地上波のデジタル事業『アナログ周波数変更対策』を推進しています。
A
①高画質
ハイビジョン放送が受信できます。テレビ画面縦横比が4:3から16:9のワイド画面になり画質も従来の走査線525本から1125本となり、鮮明な映像を楽しめます。
走査線の図解
走査線の数が増えることにより、きめ細かな映像を見る事ができます!

②高音質
CD(コンパクトディスク)並みの音質が楽しめることに加え、5.1チャンネルサラウンドで従来とは格段に違うあたかもその場にいるような臨場感が体験できます。

③データ放送
地域のニュースや天気予報などの情報にいつでもアクセスできます。将来はショッピングやクイズ番組など双方向での楽しみ方も検討されています。
④移動体向け放送
デジタル化されることにより移動中でも安定した電波が受信できるため、車や電車など移動体向けサービスが現在検討中です。中でも携帯電話などでテレビが見られるなど今までになかった視聴形態が期待されています。
A
1.『アナログ周波数変更対策』のはじめに
アナログ周波数変更 = アナーアナ変換(アナログからアナログへ)を行います。
現在のアナログ放送に加え、新しい地上デジタル放送用にチャンネルを割り当てるのはチャンネル数が不足します。
従って、現在の一部のチャンネルを変更してチェンネル割り当てをします。
例 (ch:チャンネル)
1)デジタル放送チャンネルが20.21.22.23.24.25.26になるとします。
2)既に現在使われているチャンネルを22.25.28.29.30.32.33.34.35とします。
3)デジタル放送と現在使用中チャンネルの 22と25チャンネルが重複し、混信をすることとなります。
4)よって、現在放送中のチャンネルの22と25を空きチャンネルへ移動します。
この場合、27と31チャンネルに移動させる事例です。

2.『アナログ周波数変更対策』の具体的作業・工事
1)アナログ周波数変更により、テレビの受信チャンネルの再設定を行います。
2)UHFアンテナの設置、取り替え、高性能化、方向調整を行います。
3)ブースター(信号増幅器)やフィルターの追加、取替えを行います。
