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くらしにプラスレポート

どうすればお得?ちょっとした金額だけど大きな違い~銀行振込手数料

 金融ビッグバンの影響で、それぞれの銀行が提供するサービスは多様化しています。
また、相次ぐ大手銀行の合併、ネットバンキングの登場と銀行業界の動きは活発です。

 

どの銀行を利用しても手数料やサービスに差がないと思われていましたが、こういった変化の中で手数料などにどんな違いがでているのでしょうか。

 

銀行振込はどこを利用すればお得か、いくつかの銀行で比較を行い、どんな違いがあって、どう利用すればお得かを調べてみました。

 

振込方法は、ATMでカードを利用、ATMで現金を入金する、銀行の窓口で振り込む、そしてインターネットを利用して振込むという4つで比較しました。
 また、今回比較した銀行は、都市銀行6社(三和、第一勧銀、東海、東京三菱、富士、三井住友)、地方銀行2社(西日本、福岡)、インターネットを使って送金できる新生銀行、ジャパンネットバンク、シティバンクです。

なお、振込手数料は平成13年10月10日現在のものとなっています。
 

 

手数料が安いのはインターネットでの振込み

一番お得なのは、新生銀行

新生銀行の口座を開設し、インターネットで送金すれば、金額に関わらず他行でもすべて無料(2002年3月まで)。振込先の事前登録も必要ありません。

 

(注意) 
2002年4月からは新生銀行に口座を持つ場合、口座管理料が月額1000円必要です。ただし、毎月末の資産残高が30万円以上の場合は口座管理料は、無料。

 

シティバンク

同行内の振込みは無料、他行に振り込む場合、通常260円ですが、月間平均総預金残高100万円以上の場合は160円。さらにシティバンクでの預金等が2000万円以上の人は無料と高額な預金者には有利な設定になっています。
ただし、同行内であれ、他行であれ振込先の事前登録を行う必要があります。

 

(注意) 
 毎月末時点の月間総預かり残高が30万円未満の場合は、口座管理料が月額2100円必要です。

 

ここまで書くとインターネットを利用した振込みは通常の銀行より安いとお感じでしょう。

 

しかし、ジャパンネットバンクは同行内に振り込む場合でも52円必要です。
ただし、他行にインターネットで振込む場合は、3万円未満182円、3万円以上262円と通常の銀行に比べると格段に安く利用できます。
しかし、窓口を利用すると3万円未満でも1260円と銀行の中では最も高い手数料となっているので、使い方を選択することが大事です。

 

(注意) 
 2002年4月からは口座管理料が月額1000円必要です。ただし、毎月の平均残高合計が30万円以上等いくつかの条件に該当すれば、口座管理料は無料です。

 

 

同じ銀行の同じ店に振り込む場合

同じ銀行の同じ店に振込む手数料を比べてみました。(表1,2)
(単位:円)

 

【表1 同行同店3万円未満】  
  ATM(カード) ATM(現金) 窓   口 インターネット
 新生    0 0
 シティバンク    0
 ジャパンネット   630 52
 三和、東京三菱 0105 315 
 第一勧銀、東海、
富士、三井住友
 0105  210 
西日本、福岡105105 315 

 

【表2 同行同店3万円以上】

  ATM(カード) ATM(現金) 窓   口 インターネット
 新生    0 0
 シティバンク    0
 ジャパンネット  1050 52
 三和、東京三菱 0315 525 
 第一勧銀、東海、
富士、三井住友
 0315  420 
西日本、福岡105210 525 


 

ATMで3万円未満の現金を振り込む場合、どこも同額の105円。
3万円以上の場合は都銀が315円に対し、地方銀行は210円と安くなっています。

しかし、金額に関わらずATMでカード利用の場合、都市銀行は無料ですが、地方銀行は105円と逆に高くなります。

 

 

振込方法のポイント

振込先の銀行が近くにある場合、振込方法のポイントがあります。
ATMの利用は、通常そのATMを設置している銀行のカードを使いますが、その銀行と提携関係にある銀行のカードが使える場合があります。

例えば、西日本銀行のカードで、福岡銀行のA支店に振り込みをする場合、福岡銀行A支店のATMに西日本銀行のカードを入れ、福岡銀行A支店に振り込みをすれば、同じ銀行の同じ店に振り込んだことになり手数料は振込額にかかわらず105円。それに西日本銀行からお金を引き出した手数料が105円で計210円かかります。
これと違って西日本銀行で現金を無料で引き出し、それを福岡銀行のATMから3万円以上の現金を振り込むと210円で金額は同じですが、銀行やATMのはしごをする時間と手間がかかるので、時間がないときには前者の方法が便利だと思います。

ただし、ATMで3万円未満の現金を振込む場合は105円ですむので、どちらがお得かは比べて決めてください。

 

また、窓口利用の場合は、第一勧銀、富士のみずほフィナンシャルグループと東海、三井住友がその他の銀行と比べて105円安くなってます。

 

 

同じ銀行の他の店に振り込む場合

次に同じ銀行の他店に振り込む場合(表3,4)は、ATMを利用する手数料は全部同じです。

【表3 同行他店3万円未満】
 ATM(カード)ATM(現金)窓   口インターネット
新生  00
シティバンク   260
ジャパンネット   168
三和、東海、
東京三菱、三井住友、
西日本、福岡
105105315 
第一勧銀、富士105105210 

 

【表4 同行他店3万円以上】

 ATM(カード)ATM(現金)窓   口インターネット
新生  00
シティバンク   260
ジャパンネット   262
三和、東海、
東京三菱、三井住友、
西日本、福岡
210315525 
第一勧銀、富士210315420 

富士は他の銀行よりも105円安くなっています。

また、銀行名は違っても、みずほフィナンシャルグループ(第一勧銀、日本興業、富士銀行)の場合、グループ銀行への振込みは他銀行扱いでなく、同じ銀行の他の店への振込みとして扱うことになっています。

 

 

他の銀行に振り込む場合

では、他の銀行に振り込む場合はどうでしょうか(表5,6)。

 

【表5 他行3万円未満】
 ATM(カード) ATM(現金)窓   口インターネット
新生  00
シティバンク   260
ジャパンネット  1260168
三和210315630 
第一勧銀、東海、
富士、三井住友
210420630 
東京三菱262420630 
西日本、福岡315420630 

 

【表6 他行3万円以上】

  ATM(カード) ATM(現金) 窓   口 インターネット
 新生    0 0
 シティバンク    260
 ジャパンネット  1680262
 三和、東京三菱 420525 840 
 第一勧銀、東海、
富士、三井住友
 420630  840 
西日本、福岡525630 840 

 

窓口利用の場合は見事に横並びです。
100万円預けても1年で200円程度しか利息がつかない現在、窓口利用の手数料はとても高く感じます。

ATM利用の手数料は、地銀の方が都銀よりも高くなっています。
3万円以上の振込みはどこの都銀も同じ手数料ですが、なぜか3万円未満のとき東京三菱だけが他の都銀よりも52円高くなっています。
ATMで現金利用の場合は、三和だけがほかの銀行よりも105円安い。

 

 

まとめ

以上みてくると、振込は窓口利用よりもATMを利用した方が断然お得。
というか窓口利用はとても損。
どうしてこんなに高いのか不思議なくらいです。

インターネットでの振込みが最もお得ですが、セキュリティーが心配という方も多いと思います。ただ、インターネットは地理的な不利を解消してくれるという便利さを持っています。

 

振込みする場合は、その銀行に行くまでの時間や交通費、振込み作業の手間などをよく考え合わせて、どのようにするか決めてください。

銀行預金の時間外引き出し手数料105円が気にならない人にとっては、少額の振込み手数料のことをあれこれ考えるのは面倒くさいだけの話でしょう。

しかし、違いを知らない、無関心なままで手数料を払っていていいのでしょうか。

銀行を選ぶ時代。自分が利用したくなるサービスを行っているのはどの銀行か。消費者のことを考えている銀行はどこかチェックしていくことが大事ですね。