2008年 10月 23日

親会社は、全国開拓農業協同組合連合会(略称 全開連)といいます。
戦後の昭和23年に、国策として始まった開拓行政に基づいて発足し、畜産専門の農協として発展してきました。
ゼンカイミート㈱はその子会社として、全開連、飼料会社及び九州管内の各農協が出資しあい、平成元年に設立されました。
人吉(熊本県)の食肉加工場は平成4年に稼動を始め、今年で15年になります。
九州管内の傘下生産者から牛を集荷し、全開連の委託と畜、委託カットをすることです。
その牛肉は、全開連の食肉事業部に渡され、そこから大手ハム・ソーセージメーカーや、量販店、生協等に販売されます。
それが本業ですが、取り扱っている牛肉を消費者に直接知ってもらいたいと考え、平成5年から工場直売を始めました。
「牛肉はBSEが心配」「安心して食べられる牛肉がほしい」という消費者と、「せっかくこだわって育てても、スーパーに並ぶ時は『国産牛』のひとくくりで売られてしまう」という生産者とを、直接つなぎたいと考えたからです。
営業ではなく、PR、広報のためという捉え方をしています。
食肉の流通経路は複雑で、消費者にとってブラックボックスになりがちです。
ここを明らかにする事で、BSEやO-157問題への不安を解消していただきたいと考えて、HPをつくりました。
と畜場、食肉加工場もぜひお見せしたい。
直売所も、最近リニューアルしました。生産者と都会の人が集まるコミュニティーにしたいと思い、2階に調理室や多目的ホールを用意しました。
と畜場は敬遠されがちですが、直売所を介して、人が集まる場所にしたい。
そこから情報発信したいと考えています。
好評です。
地元はもとより、宮崎や熊本市内、鹿児島からもお客様がいらっしゃいます。
毎月最終週の土曜日に、10:00から17:00まで営業していますが、「毎日開けてほしい」という声もあります。
あくまでPR、広報という位置づけなので、今のところ営業は月に一度と決めています。
牛肉をもっと楽しんで食べてもらうために、地元の食生活改善推進員協議会のメンバーにレシピを考えてもらい、地域で配られるフリーペパー「JUNO」に掲載したりしています。
鹿児島出身です。
東京の大学を卒業後、全開連に入りました。
若い時は転勤も数多くしてきましたが、平成元年に福岡に来てから家族は福岡に落ち着き、後は単身赴任しています。
平成12年に九州支所から総務部長としてゼンカイミートへ出向して、2年目に常務、昨年12月の株主総会で社長になりました。
サラリーマン社長です。
パートを含め、64名で働いています。
今年1月にネット通販という、消費者により近づくことができるツールを持ちました。
このときは、ビスネット登録の消費生活アドバイザー50人にモニター調査をしていただいて、大幅に改善しました。
このネット通販によって、もっと田舎と都会をつないでいきたいと考えています。
都会の人達に生産地を見ていただいて、交流を深めたい。
牛肉を売るだけでなく、食べ物を通して、地元及び生産者に貢献したい。
そのためにも、ゆくゆくは福岡にお店を持ちたいと考えています。
これまでは、作ること、売ることばかりを考えてきたような気がします。
生産者が消費者に向かって呼びかける、消費者もこれに応える、そういうつながりができていくといいですね。
当社のHPを見られて「消費者と企業のわいわい塾」に出演したいとオフィスに訪ねてこられた萩原社長。
当時は常務さんでしたが、初めてお会いした時から、誠実な方だなと思っていました。
BSE問題などで、牛肉に関心が高まってきたというものの、スーパーや肉屋さんで買う牛肉は、まったく生産者の顔が見えないことに気づきました。
そのような中で、生産者がはっきりしているゼンカイミートさんの牛肉は、安全であると同時に、生産者と消費者が繋がっているという安心感を感じます。
このような企業さんを私たち消費者はもっともっと応援していかなくてはと思います。
会社概要 社 名 ゼンカイミート株式会社 |