2011年 04月 13日
今回は博多織元の㈱岡野にお話をうかがいました。
博多織の歴史は1241年に始まったと言われており、770年もの歴史があります。
取り扱いが難しい絹を、折ったり結んだりする帯の素材として使ってきた博多織。
絹の扱いについて、数百年にわたって技術とノウハウを積み重ねてきた例は、世界でも他に見られません。

しかし、日本人ですら着物・帯を身につける人は随分少なくなりました。
世界に誇る文化・伝統も、生活の中になければ意味がないと考えた㈱岡野では、着る人の側へ自ら近づこうと、福岡や東京にアンテナショップを設け、また福岡アジア美術館で定期的に作品の展示をしています。
福岡では、明太子もラーメンも、実際に利用する地元の人たちの声によって知名度を上げ、有名ブランドとなってきました。
㈱岡野の博多織もまた、地元福岡の人に愛されることによって、世界に知られるブランドとなり、日本文化を広める一役を担いたいとのお話でした。
世界を目指す新ブランド「IZA」(イザ)。
博多織の技術やノウハウを、帯だけでなく他のものにも取り入れていこうと、バッグやキーホルダー、名刺入れなど、洋服の時にも身に付けることができる、素敵なものを作られています。
斬新でありながら、使い勝手もよく考えられたデザインです。
作品を見せていただきました!
福岡アジア美術館でも展示された作品の数々を持ってきていただきました。
左は内閣総理大臣賞受賞作品「唐草錦」、左から2番目は皇室献上品を再現した「孔雀翠」。作品を間近で見ると、その手間の膨大さと美しさにため息がでます。

参加者が注目しているのは裏地です。
様々な模様が織り込まれていますが、どれも牡丹など「ん」で終る名前の物ばかり。
身に付ける人に「うん」がつくように、とのことだそうですよ。

IZAのカタログや教室のお知らせの他に、㈱岡野の美しい作品の写真集をお土産にいただきました。
毎年テーマを決めて作品作りに取組んでおり、太陽、月に続いて今年は「木」をテーマに掲げているそうです。
Q.博多一十の教室「結びの学校」に年齢制限はあるか
何歳でも構わない。
着付け教室のほか、お香やお茶の教室など、日本伝統の文化に触れるきっかけづくりをしたいと開催している。意外と人気なのが和裁教室。また、利用者の要望で、着物のたたみ方、半襟のつけ方などの教室を開くことも。
お店自体が、売るというより着る人の声を集めようと始めたもの。教室も、利用者の声を聞きながら内容を考えている。
①由来は16世紀にありました!「献上柄(けんじょうがら)」
博多織といえばなんといってもこの「献上柄」。
黒田藩が徳川家への献上品として選んだのが名前の由来です。
仏具の独鈷(とっこ)、華皿(はなざら)と、縞で構成。
天下泰平、親と子が力を合わせる様子を表現しているそうです。
②福岡ってすごい!「伝統的工芸品」
国指定の伝統的工芸品ですが、福岡ではなんと、京都に次いで2番目に多い7品目が指定されているそう!ご存知でしたか?
<福岡の指定品目>博多織、博多人形、八女仏壇、久留米絣、小石原焼、上野焼、八女提灯
③あの団十郎が宣伝!「博多織全国区へ」
テレビなどない江戸時代、歌舞伎の舞台は商品プロモーションの場にもなりました。
団十郎が粋に着こなしたことで、博多織は一気に当時の流行となったそうです。
http://www.1000art.jp/index.html
那珂川町片縄東 1-6-21
<ショップ>
博多一十(いちじゅう)
http://www.hakata110.com/
福岡市博多区中洲5-1-22 松月堂ビル3F
TEL(092)283-8111
営業時間 12:00〜19:30
定休日:火(水不定休)
awai(あわい)
http://www.awai.jp/
東京都港区六本木4−5−7
TEL(03)5770-654
営業時間 12:00〜20:00
定休日:火・第三水