「より安心で新鮮な牛肉を食卓へ！」をモットーに、と畜解体処理、食肉加工処理および販売をしている会社。2003年には、と畜場としては日本初の「HACCP」の認証を受けた。外部から検査を受けることで、社内の安全に対する意識レベルも上がっている。今回はネット通販店長のお話。

 

 

 

 

ゼンカイミートでは、月に1回工場直売をしている。それが近隣の人達の口コミで広まり、１日の来場者数が500～1000人、売上も200万円を超えている。
しかし、消費者から「ｾﾞﾝｶｲﾐｰﾄのお肉を買いたいが、スーパーでは一律「国産牛」と名前が表示されるので、どうやって買えばいいのかわからない｣という声が届いていた。
また、生産者からは「飼料にもこだわって大切に育てた牛が消費者に届く時には違う名前になってしまう。自分達の名前で全国に販売したい。」という声があがった。

生産者と消費者の思いをつなぎ、安心で新鮮な肉を届けたいという思いから、ネット通販をスタートさせた。

 

 

牛肉のお話を聞きながら、　
ローストビーフと牛太郎を　試食中！

 

 

 

 

ショッピングページは、毎月、店長おすすめの特別企画もあり、料理からも部位からも選べるようになっている。
また、生産者の声や肥育牛の姿などを写真入りで見ることができる「生産地からの密着レポート」や、10桁の固体識別番号を入力すると、出生の年月日、飼養場所、処理工場の履歴などが検索できるページもある。
ホームページはネット通販店長が自分で作成しているので、みなさんの声をどんどん寄せてほしい。
始まったばかりの「安全・安心な牛肉の産地直送」を応援してほしい。

 

 

 

 

お土産は、
「牛太郎・和風味」をいただきました。

 

感想 

• 前回伺った話と合わせて、かなり御社のことを理解できたと思います。 工場の販売日もしくは、工場見学に行ってみたいと思います。
• 食の安全が求められる今、生産者の顔が見える形で販売されているのは、嬉しいですね。
• お肉が流通する途中で名前が変わってしまうこと。何故名前を変える必要性があるのか？
  生産と製造と流通と消費者、４者の話し合いの機会が欲しいですね。４者の折り合いのつく解決策を安全・安心の定義にはできないものでしょうか。