わいわい塾

開催レポート

井口食品(株)

2006/03/20

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井口食品は創業70年の、だし・海苔・ふりかけのメーカー。自然の風味・日本の味にこだわったものをお届けしているのが、通販部門である「博多名島屋」。
  
 
 

「新だし」のこだわり

 "本格的なだしを手軽に"という思いで、ティーバック入りのだし「新だし」を作った。
そのこだわりは、
①添加物は一切使用しない。
②うるめいわし・本鰹・羅臼昆布などだしの素材はすべて国産。もともと海産物問屋だったので、原料を見る目には自信がある。こうした素材の絶妙なバランスと、かくし味のもろみ・塩・砂糖が加わり家庭で料亭のような味が再現できる。
③素材は鮮度が大事なので、少しずつ仕入れ、製造・出荷している。
④うるめいわしを熱風乾燥機にて90℃~100℃で20分ほど乾燥し、生臭さをとばすなど、おいしくなるための手間は惜しまない。
⑤厳選された素材を使っているので、だしを取った後も佃煮やふりかけなどに再利用し、最後までおいしく食べられる。(通販ではレシピをつけている)
 
 
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●会場での目からウロコ!
 
ティーバッグからだしを出して試食。
この風味、忘れられません。  
 
 

新商品の雑穀パウダーは栄養満点

雑穀米は体にとてもよいが、入れ歯の人や高齢者などには食べにくい。そこで五穀と大豆を焙煎したパウダーを作った。手軽な上に、消化吸収効率もよいので、ぜひ一度試してもらいたい。 
 
 
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お土産、新だしと、雑穀パウダー。
早速試したくなる、こだわり商品です。
 
 
 
 
 
 

参加者と企業の意見交換

Q&A

Q. 顆粒のだしとの違いは? 
A. 顆粒だしは、補助的に使用するには便利だが、栄養はない。また、粒として固めるためにはでんぷん質を入れなければいけないため、だしの味にこだわる当社では作っていない。 
 
Q. もろみを入れるのはなぜ? 
A. これは「新だし」ならではの特長で、熊本の熟成もろみを使用している。天然のアミノ酸が豊富に含まれており、これによってさらにうま味が増し、薄味でも美味しくまろやかな料理ができる。
化学調味料を加えてうま味を出そうとすると、塩分が増えて味が濃くなるので「新だし」には使用しない。
 
Q. 実際に商品を利用した方の声は? 
A. (井口食品通販担当大川内さんの体験談を伺うことに・・・)
井口食品に勤める前は、洋食中心の生活で、煮物には砂糖をたっぷり加えていた。入社して、和食に目覚め、新だしを使い、素材そのものを活かす料理を心がけて続けている。また、栄養を考えて、補助的に雑穀パウダーや青汁も利用。子どもの体を考えてはじめたことだが、自分自身も体重が8㌔減り、食生活の大切さを改めて実感している。 
 

感想 

  • 暮れにお友達からいただいて使ったところ、ほんとに美味しかったので、お正月に京雑煮のおだしにしていただきました。手軽でよかったし、手抜きができて、料理も充実していると感じました。 
  • 健康食品は調理が必要だとなかなか長続きしないけど、そのまま使える雑穀パウダーは使いやすいと思います。これも、店頭でも買えるようになれば、もっと便利だと思う。
 
 
企業情報

井口食品株式会社
博多名島屋
福岡市東区名島2丁目34-25
092-682-6988