2011年5月 (株)つえエーピー
2011/05/18

今月のわいわい塾は、大分県日田市中津江村からつえエーピーさんに来ていただきました。
つえエーピー代表取締役の長谷部氏
お話のメインは九州でも有数の生産量を誇る柚子。
果汁から作られるゆずはちみつは、モンドセレクションで最高金賞を7年連続で受賞しました。
丸く輝いているのがモンドセレクションの金メダルです!
ゆずはちみつは美味しいだけでなく、リラックス効果や身体を温める効果もあるので、東日本大震災の被災地いわき市に支援物資としてたくさん送られたそうです。
有効活用されていなかった柚子果皮に注目し、産地ならではの贅沢さで完熟柚子をたっぷり使った柚子皮濃縮エキスに、ゆずはちみつを加えて作った飲み物が柚子の力です。
栄養成分の中には、ナリンジン・ヘスペリジン(ビタミンP)・リモニンが含まれています。
【㈶日本食品分析センター調べ 第11013078001‐01号】
大分大学工学部石川教授
「柚子の力」を試飲中
津江地域の特産品は、柚子の他にも梨やワサビ、しいたけ、こんにゃくなど豊富。
韓国料理プルコギのたれを参考に作られた日田梨ゴールドソースは、名産日田梨を豊富に使い、製品の3分の1が梨だそう。
梨が肉を柔らかくする酵素を含むので、料理の仕上げにはもちろん、下味付けにもおすすめです。梨を加工した商品は、ゼリーや酢、リキュール、ジュースなど他にもたくさんあります。
こんにゃくを胡麻油で炒め日田梨ソースで味付けをした「こんにゃくチャプチェ」を作ってきてくださいました。
また、津江地域はワサビの生産量九州一。冷涼な杉林の中で栽培されています。
花や葉もにも辛味があり、醤油漬けにした花わさび、葉わさびが好評です。
雇用を守り地域を活性化するため、これからも地元の素材を使った商品を開発・販売していきたいとのお話でした。
福岡営業所所長の除村氏
総務企画部の猪野氏
柚子の力携帯タイプ、ゆずごしょう、ゆずゼリーなど、おみやげをたくさんいただきました!
参加者と企業の意見交換(一部)
完熟柚子でどのような研究をされているか
古くから柚子は、調味料や香辛料、薬味など、我々に馴染みの深い食品であり、また、ゆず湯といった入浴時に香りを楽しむ利用もあります。この馴染み深い柚子の可能性について、大分大学と大分県立看護科学大学とで連携を取り、そして、九州経済産業局や大分県産業創造機構などからの支援を受けながら、研究を行っております。主な研究内容につきましては、柚子果皮に含まれている天然化合物を丁寧に細かく分離し、その構造を確認しています。分離した柚子果皮の成分につきましては、モデル動物に投与し効果などを評価しています。*詳しくは大分大学HPで公開されている報告をご覧ください
http://www.appc.oita-u.ac.jp/orgchem/ishichem/yuzu.pdf
感想
- 柚子のすばらしさを再認識しました。
- 柚子皮の良さがよくわかりました。体に良いと思うので是非試してみたいと思います。
- 柚子の皮に大変な力があることがわかりました。「柚子の力」1ヶ月くらい飲んでみたいと思います。
- 行政と大学と民間企業のプロジェクト。4年もの歳月をかけ、九州の名物がまた生まれたことを嬉しく思います。安心の九州産柚子100%で身体にとてもいい気がしました。日田梨のソースも美味しかったです。
- 「柚子の力」はジュース感覚で飲みやすい。
- 商品名の通り、凄い力を持ったものと感じました。焼酎割りにマッチングしそう。体が温かくなりますね!
- 柚子の皮の原液を梅エキスのように小ビンで販売していただけるといいなと思いました。ジュースにして飲むと糖分が気になる方もいると思いますので。
- 柚子皮の濃縮エキスはとても苦かったが、ゆずはちみつを混ぜた柚子の力はおいしく飲めました。