わいわい塾

開催レポート

ゼンカイミート(株)

2006/01/20

と畜場を併設した牛専門の食肉加工会社

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と畜場を併設した牛専門の食肉加工会社で、これがゼンカイミートの大きな特長。一般的な国産牛肉の流通は、①生産者から10桁の個体識別番号がついた牛がと畜場に運ばれ、BSE検査を行う②合格したら枝肉(半分に解体)になり、日本格付け協会によって格付け③加工工場でブロックに分けられる④卸を経由して店頭に並ぶといった流れだが、ゼンカイミートでは、①~③が同じ敷地内で行われるので、より安全。また早く出荷できるため、新鮮な肉が店頭に並ぶ。
  
 

アメリカ産と国産の違い

アメリカ産牛肉はブロック肉で輸入されるため、と畜場及びカット処理場の検証がキーポイント。アメリカ産の輸入条件は、20ヶ月齢以下で危険部位を除去したものだが、と畜場やカット工場で働いている人の安全・安心に対する倫理や企業理念にまかせるしかないのが現状である。それに対し、日本は全ての牛を対象にBSE検査をしているので安全。また牛を肥育する際に、日本では飼料に気をつけ一般的にはホルモン剤は使わないが、アメリカはどんな飼料を使っているか不透明で、ホルモン剤も使用しているなど、問題点は多い。
 
ゼンカイミートでは、数ある牛の種類の中からホルスタインと交雑種牛(ホルスタインの♀と和牛の♂のかけ合わせ)の牛肉を扱っている。和牛は、ビタミンAを欠乏させて老化を早めることによって、霜降り肉となる。それに対し、ゼンカイミートの肉は、赤身にほどよくさしが入っており、風味がある。あくが少ないのも特長。
 
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VTRによる説明がとてもわかりやすかったと好評でした! 
 
 
 
 
 
 
 
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試食したペッパービーフはビールにぴったり。 
 
 
 
 
 

ゼンカイミートの理想は直売所

ゼンカイミートが流通の理想だと思っているのが、野菜等の農産物直売所。生産者と消費者が同等の立場で対話をし、そこから信頼がうまれ、安心につながる。今後も、通信販売や工場直売を通して、生産者の思いを直接消費者に伝え、安心できる食肉を提供していきたい。
  
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お土産のスタミナ丼セット(2人前)。
 
 
 
 
 
 
 

参加者と企業の意見交換

Q&A

 Q. ゼンカイミートは生産者とどのようなつながりがあるの?
A. ゼンカイミートは開拓畜産生産者と農協が出資した会社なので、生産者とは仲間という意識がある。牛を肥育している段階から、どんな状態か把握できるのが大きな強み。 

 
Q. ゼンカイミートのこだわりは? 
A. まず飼料は、牛肉のブランドによって、遺伝子組み換えをしないトウモロコシを使用したり、ジンジャー・シナモン・オレガノ・ガーリックといったハーブを混ぜている。また、2004年にISO9001-HACCPを認証取得し、衛生管理に努めている。会社としては、毎日生き物の命を絶つことを生業としていることから、感謝と供養の気持ちを忘れずに工場を運営している。
 
Q. ゼンカイミートで加工した牛肉は、どこで買えるの? 
A. サニーでは「すこやか牛」、スピナ・コープ山口では「開拓牛」、コープ宮崎、サティ戸畑店では「ハーブ牛」という名前で販売されているものがゼンカイミートの加工した牛肉。イオングループやグリーンコープでも取扱っているが、「国産牛」という名前で、他社の牛肉も一緒に扱っているので、選びにくいのが現状。その他、熊本県球磨郡錦町の「道の駅」や、通信販売や工場直売でも購入できる。 
 

感想 

  • 普段何気なく口にしていた牛肉の流通を知る事ができ、大変ためになりました。話題になっていて、気にしなければと思いつつも、何に気をつけるべきかがわかっていなかったことに気づきました。 
  •  ビデオでと畜場の様子を初めて見たが、想像していたよりも衛生的に、システムなども充実しているような印象を持った。また、国産と米産の安全性の違いについて、専門家の説明を聞いて、今回初めてわかった。販売先での表示によって、国産牛とひとまとめにされて売られているので、販売店での表示の明確化ができたらいいと思う。 
 
 
企業情報

ゼンカイミート(株)
熊本県球磨郡錦町西字花立62番地
TEL:0966-38-1500