わいわい塾

開催レポート

2010年2月 龍宮(株)

2010/02/20

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健康のために眠りが重要という認識が広まる一方で「よく眠れない」という悩みも増えているそう。「眠るのが楽しい」と思える寝具とはどのようなものか、伺った。

 

 

 

 

睡眠とは

人の体は、眠りについてから1時間半ぐらいまでの間におとずれる1回目の深い眠りのときに成長ホルモンを出し、細胞をどんどん生まれ変わらせ、傷ついた箇所を修復する。また、免疫力は寝たときにしか上げることができない。ちょっと身体がきついなと感じたら「薬を飲もう」と思うより「少し休もう」と考えるほうがよい。

 

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良い睡眠とは

「眠れない」という人を調べても脳波の上ではちゃんと寝ていることがあるそう。人にとって大切なのは「よく眠れた」と感じる“睡眠感”。寝ようと思ったらさっと眠れて目覚めず、充分寝たと感じて起きられるのが、良い睡眠と言えるのではないか。

 

“睡眠感”を高める寝具とは

人の体からは絶えず水分が出ているので、水分の行き場のない寝具では中が蒸れて頻繁に寝返りを打つようになり、眠りが浅くなる。“睡眠感”を高めるためには、保温性だけでなく、通気性・吸湿性・放湿性のよい寝具を使うことが大切。気をつけるべきなのは、寝具の中綿だけでなく側生地もよく見定めること。例えば羽毛布団の中には、羽毛が飛び出さないよう、側生地に目潰し加工をしたり、裏側に樹脂をかけたりして吸湿性・通気性の劣るものがある。良質な羽毛を使っていても、側生地によっては本来の性能を発揮しないので、そのような時は、脱脂綿とガーゼで作られたパシーマを間に入れると、汗を吸って放出するポンプのような働きをするのでよい。

 

 

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利用者の声やQ&Aをまとめた資料と、

パシーマ製のハンカチ、携帯電話カバーをおみやげにいただきました。

 

 

 

 

 

参加者と企業の意見交換

Q&A

Q.枕はどう選べばよいか?

頚椎が神経を圧迫すると痛みを生じるので、頚椎を正す枕を選ぶとよい。龍宮の枕は頚椎を正すように半円形状の固い木で芯を作っており、初めは寝ている間に頭が落ちてしまうが、1日10分でも20分でも矯正することに意味があると考えて使って欲しい。使い続けるうちに矯正された状態のほうが具合がいいので一晩そのまま眠るようになる。また、「頭寒足熱」と言われるように頭は涼しくするほうが過ごしやすく、頭が埋もれてしまう枕では逆に保温されてしまって良くない。枕をあつらえてくれる店もあるが、店舗で計測した時と自宅の寝具の上で使う時とで状況が変わることがあり、微調整の仕方を習っておくことが大事。

 

Q.パシーマの効果的な使い方は?

パシーマは吸湿性があり、汗を吸い取って積極的に押し出してくれる。特に暑い夏は遠くから弱く扇風機をかけ、パシーマが吸い取った水分の蒸発を促すとよい。冬には上から布団をかぶせることで水分が熱を持ち、温かくなる。保温性を調べたところ綿ふとん綿の約2倍あることがわかり、薄くても充分温かい。薄いため洗濯しやすいので、ダニ対策も簡単で効果的。

 

感想

  • 前回お話をうかがってから、家族に使わせています。快適に使っているようです。
  • 自ら体験された睡眠法、睡眠について大変興味深く話を聞くことができた。
  • 5時間くらい続けて寝ると、体がこわばってしまうのですが、寝具が悪いのかなあと思いました。
  • 睡眠時間が短いことを気にしていましたが、眠っているんですね。安心しました。
  • 寝具の大切な役割、重要な事について話を聞くことができました。

 

 

企業情報

龍宮株式会社

本社工場
福岡県うきは市吉井町新治278
TEL 0943-75-3148
FAX 0943-75-3140