(株)アントレ

2008/07/20

かつてフランスで受けたエステに感銘を受けた。1回払いの気軽さ、ラベンダーの香りに包まれて受けるマッサージの心地よさ、そして顔の赤みが引いていくその確かな効果に、これはすばらしい仕事だと考え、34年前に創業したという。

体の内面と外面をメンテナンスするのがエステ

皮膚は内臓の鏡という程で、外面の美しさを求めることは、内面の健康に気を配ることと同じ。エステは決して贅沢なものではなく、現在の健康状態を知るためにも利用してほしい。

本場ヨーロッパでは、エステは人の命に関わる仕事だという認識がある。医療の知識も欠かせず、技術者は最低でも3～4年の教育を受けることになっている。ところが日本にはそのような制度がなく、スキルの差は歴然としている。
そこで、豊富な知識と高い技術を持った人材の育成を目的に、市長らの協力を得て、福岡の姉妹都市、仏・ボルドー市と「美容技術取得交流研修制度」を始めた。技術習得を望む障害者もボランティアで一緒に連れて行って研修を受けさせ、帰国後ハンドケアなどの技術者として就職させることもできた。

当日は読売新聞の取材を受け、7月20日の西部版で取り上げていただきました。

外面をきれいにすることの心理的な効果

老人ホームを訪問し、ボランティアで手肌の手入れをしたときのこと。仕上げに爪用の可愛らしいシールを貼ってあげたところ、認知症の人に笑顔が戻り、外面をきれいにすることは心理的に絶大な効果があると確信した。
外側からきれいにすることで気分が明るくなり、笑顔になると、まわりの人も幸せを感じられる。

会員制をとらず、１回払いにこだわる理由

病院に行くべきトラブルかどうか迷う時、自分にご褒美をあげたいと思う時等、自分のライフスタイルに合わせて利用してほしいと考え、創業以来１回払いを通してきた。
来ていただいたその１回の質を上げるため、各セクション全てのスタッフを高いレベルに揃えるのが何より大切で大変なこと。心身共にきれいな人を創る仕事は一生打ち込める程の生きがいがある。

豊富なメニューの一覧と、好きなメニューの料金が５０％OFFになる体験チケット、新色のマニキュアをおみやげにいただきました。

参加者と企業の意見交換

Ｑ＆Ａ

Q. どのくらいの頻度で利用すると良い？

A. 肌が生まれ変わるリズムが目安になる。若いときは生理のリズムと同じ28日前後、年を重ねるとゆっくり。毎日のお手入れは自分で、週に一度くらいピーリングをして、それでとりきれなかった汚れを一月とか半年に一度など、プロに肌の大掃除をしてもらう、という利用の仕方もある。

Q. 男性も利用できる？

A. カットやシェービング、ヘッドスパを利用される男性客が多いが、他にも、名刺を出す手をきちんとしたいとネイルケアを希望される方、ゴルフ疲れを癒すためにフットケアを希望される方もあり、メンズメニューの種類は揃っている。

感想

業界の先駆者としてヨーロッパで学ばれたこと、信念を持ち良心的なサービスを提供されてきたこと、障害者の方を育成されていること、美容、医療等多岐にわたる深い知識、全てに感心いたしました。
たまたま以前から数回利用していました。技術と対応の良さ、天神のど真ん中であるにもかかわらず、割安感のある価格がリピートの理由です。
お話がおもしろかった。障害者の方が、エステを学んで、どんどん社会に出ていければすばらしいことだと思った。エステのイメージが少し変わった。

企業情報

（株）アントレ
【浄水サロン本店】
福岡市中央区浄水通　8-10-105
℡092-521-7152