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なっとく!コラム「スローファッション」キュービ

2022年05月18日

スローファッション

 

私たちキュービは1987年の創業から35年間、オーダーニットメーカーとしてお客様一人一人の体型に合わせてニット製品をつくってきました。

生地オーダーと比べてニットのオーダーメイドは「製作に時間がかかる」「寸法を整えることが難しい」など様々な課題があります。

例えば、洋服の「生地」をニット製品に置き換えると「編地」となりますが、この「編地」をつくるための糸を選定する際に、糸そのものを見て判断しても「編地」にしてみるとイメージしていたものと違うケースが多々あります。

先日も春夏の新作ニット製品開発に向けて、社内でアトリエスタッフと打ち合わせをおこなったのですが、選定した糸と試作として出来た編地に「色合い、風合い」のギャップがあり、何度も試し編み直しを繰り返しました。

 

 

そんな試行錯誤を繰り返して開発した「編地」を身頃や袖などのパーツ毎に編み落とし、洋服へと仕立てていくのですが、「反物」を裁断して商品を縫うという「縫製品」とは違うため、寸法どおりに仕立てることは至難の業です。

とはいえ、お客様目線で考えると「オーダーメイド」なのでジャストサイズ、ジャストフィットは当たり前なので妥協は許されません。万が一採寸通りに完成しない場合は、途中で編み直しも含めて作り直しが発生します。このように一着を仕上げるのに大変な手間がかかるため、「お客様の想い」がカタチ(製品)になり、お客様に喜んで頂いたときには本当に嬉しく思います。

 

 

前述のような事業活動を行う中、アパレル業界の動向や市場、お客様の価値観も大きく変化しています。

もともとオケージョン対応やフォーマル系の商品提案が多かったのですが、ファストファッションの流行からカジュアル志向、低価格化が進み、コロナ禍によって外出の機会が激減した最近では一段と拍車がかかっている状況です。

私たち自身も伝統、技術を継承しながら市場の変化、お客様ニーズにも対応していかねばなりません。

 

 

 

<キュービ 店内>

 

前号「なっとく!life」で洋服選びの特集が掲載されていましたが、今後は「サスティナブル」「SDGs」「エシカル」などが洋服選びのキーワードになると感じています。

世の中には多数のブランド、商品が溢れ、人々の価値観も多様化する中、私たちキュービも経営理念に掲げる「上質なものを永く愛用する衣料文化/スローファッション」を世の中に発信し続け、たくさんの方々にニットの着心地など「ニットの素晴らしさ、可能性」を今後も伝えていきたいと思います。

 

<キュービ スタッフ一同>

 

 

 

お知らせ:クラウドファンディングにチャレンジします!

 

過去3万着のオーダーニットを受けた実績をもとに、新たなチャレンジとして、スマホ採寸アプリを活用した、メンズのオーダージャケット作りをスタートします。

 

メンズニットジャケット 7つの「いいね」

着心地がよくて、疲れない

ニットの「落ち感」でスタイル良く見える

長時間着用してもシワにならない

家庭用洗濯機で洗える

オーダーメイドでジャストフィット

3か月間お直し無料(不具合の場合)

 

毎日袖を通したくなる「ニットオーダージャケット」は、6月下旬にクラウドファンディングサイト「Makuake」に登場します。ご期待ください!

 

 

 

代表取締役 中尾 誠一郎

 

 

 

オーダーニット キュービ online shopはこちらから

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