わいわい塾

開催レポート

(株)地の塩社

2007/11/20

 

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自然派化粧品とともに、ナチュラルクリーニングを提案し続ける地の塩社。
日々の生活の中の"洗うこと"への意識を高め、もっと楽しんでもらいたいと、
新シリーズ「地球とひとをいつくしむ さぼんどちの」を発売した。


 

 

汚れは中和して落とす、という発想

洗浄剤の多くは、界面活性剤の力で汚れを水に溶かして落とす。界面活性剤には合成のものと石鹸とがあり、石鹸の方が環境にやさしいが、有機物のため若干の負荷はかかる。それに対して、無機物ならこれ以上分解される必要もなく、そのまま自然に還る。
その代表格が重曹。この重曹に、同じく無機物である炭酸ナトリウムを等量混合したものをセスキ炭酸ナトリウムといい、これが「さぼんどちの」の「美しき家庭用アルカリ洗浄剤」の成分。弱アルカリ性のため、酸性の汚れを中和することで剥離してよく落とす。水溶けが良いので、スプレーボトルに用意しておくと便利。

家庭内の汚れは、換気扇やレンジ周りの油汚れ、ドアノブの手垢、浴室の湯垢、衣類の襟・袖口の汚れなど、酸性のものが多く、これらの汚れにスプレーしてから拭き取ったり、洗濯するときれいになる。逆に、水垢などのアルカリ性の汚れには、酸性の「潔き家庭用クエン酸」を使い、これで中和して落とす。

 

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実演では、お皿に書いた油性ペンの汚れが簡単にきれいに落ちました。

 

 

 

 

 

「さぼんどちの」を"洗うこと"を考えるきっかけに

「さぼんどちの」シリーズには、「美しき~」「潔き~」の他、「白き家庭用酸素系漂白剤」など6種類の洗浄剤を用意した。ネーミングについては社内でも議論はあったが、これまで洗うことに関心の薄かった人たちが思わず店頭で手に取りたくなるような、あるいは、メッセージ性のあるギフトとして大切な人への贈り物として使いたくなるようなものを目指し、このスタイルにした。

 

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「さぼんどちの」シリーズ6種の試供品とスプレーボトルをおみやげにいただきました。

 

 

 

 

 

参加者と企業の意見交換

Q&A

Q. シンプルに暮らしたい。これさえあればどんな汚れにも対応出来る、という洗浄剤が欲しい。 

 A. 酸性の汚れには「美しき~」で殆ど対応できる。ただ、衣類に使った場合には洗い上がりが多少ごわつくので、それを防ぐ為に石けんを少量配合した「清き家庭用洗濯洗浄剤」をおすすめする。一般的な洗濯石鹸の石けん分が70~100%なのとは逆の発想。汚れ落ちがよく、環境にも優しい。

様々な生活シーンに合わせたお掃除・お洗濯の方法がわかるサイト『おうちまるごとお掃除術 楽KAJI エコKAJI』を作った。ここで「さぼんどちの」を使われてのご意見・ご感想も募集中。

http://www.green-file.jp/rakukaji/index.html

 

 Q. 「美しき~」を溶かすのはどんな水? 

A.水道水でよい。夏場は水の腐敗が心配なので、水に溶かしたら2~3日で使い切って欲しい。余ったらお洗濯の際にまぜるのも良い。

 

Q. ひどい汚れには濃くしたほうがいい? 

A. 「美しき~」5gに対し水500mlの割合で充分。重曹より経済的。ひどい汚れには、キッチンタオルにスプレーして湿布のように貼り付け、しばらく置いたり、バケツに同じ割合の液を作って一晩つけたりすると、簡単に落ちる。 

  

感想 

  • 酸性にはアルカリ、アルカリには酸性と、汚れを化学的に中和させて取るという発想が大変面白い。 
  • お掃除に色々な洗剤を使ってきたが、どれもいまひとつ。といって強烈なのは不安。使ってみたい。
 

 

企業情報

(株)地の塩社
熊本県山鹿市久原4222番地2
TEL.0968-43-1717