2018年6月 有限会社アルファー
2018/07/02
今回のわいわい塾 は、福岡県宮若市から竹千寿さんに来ていただきました。
同社は、仕出し屋業を経て、見た目の風情もよい、香りもよい、抗菌作用もある、優秀な「竹」におこわを詰めた「竹ちまき」を開発しました。
食品展示会に出展したのを機に2011年雑誌『サライ』に掲載され、竹の趣きから縁起物としての認知度がいっきに広がりました。 躍進し続ける竹千寿さんのお話を伺いました。
「竹に千の寿」と書いて、竹千寿。竹の節目と人生の節目をかさね、人生に訪れる節目やお祝い、慶び事を幾重にも重ねてほしいという想いから名づけられています。
竹ちまきのはじまり
竹ちまきのはじまりは、竹の有効活用、竹害対策でした。地元の宮若市や近隣の古賀市の竹林から、竹を1本1本切り出して加工場へ持ち帰るところから始まります。
竹千寿で使用する竹の種類は「真竹」。ある程度の年数を過ぎた竹を選び、手間暇をかけて丁寧に器を作っています。竹の加工が大事な作業と考えているからです。
そこに九州産にこだわった食材で作ったおこわを詰め「竹ちまき」ができあがります。現会長である池田秋美がこの竹ちまきを町内イベントなどで販売をしたことからスタートしました。
九州産へのこだわりと丁寧な手作りを
竹千寿のおこわは佐賀県のもち米『ひよくもち』を100%使用。華味鳥や対馬の天然穴子、熊本産の栗やさつま芋、と九州の素材を活かした商品開発を心がけています。
代表の安部和美がレシピを考え調理にも加わっています。防腐剤は一切使用せず、一本一本真空パックをして急速冷凍で届けています。
笹ちまきが仲間入り
『もっと手軽にどなたにも召し上がっていただけるように』竹ちまきのご飯は120g。おかずと一緒に竹ちまきを、となると少し多めになります。
竹に入っていて若干手軽さにかけるという意見もあり、笹に包んだ「笹ちまき」も仲間入り。ご飯の量も70gに減らし気軽に食べられるようにしました。
「岩田屋百貨店の定番コレクションに出店し、百貨店での展開も始まりました。」
「雑誌『サライ』に続き、『婦人画報』『クロワッサン』と次々にメディアに掲載され、皆様の目にふれるようになりました。」
人の声を聞く、他業者とタッグを組む
当初物産展周りをしていろいろな意見を聞きました。それが今の商品作りにつながっています。
また他地域から素材の利用方法についての相談もいただきます。宗像漁業協同組合からは「家庭では食べることが少ないフグを、手軽に食べられるよう加工してもらえないか」、という相談があり、「竹千寿×宗像漁協」の名前でオリジナル笹ちまきを商品化しました。
鞍手で減農薬栽培に取り組む花田農園とは共同で野菜スープ作り。農家さんだからこそできる手作り感のある身体に優しいスープです。そのままでも美味しいですが、豆乳や牛乳で伸ばしたらソースやペーストになるなど、アレンジの広がるスープとなっています。
「スープの品質と同じくらい大事なのがネーミング。
『ひだまりとアンダンテ』を考えてくれたデザイン会社の力も大きいです。」
竹千寿のこれから
今後の展望を語っていただきました。
「小さな工場で手作業で商品を作りながら、出会いの中でたくさんの商品を世に出してきました。私たちが1日に作れる数は決して多くありませんが、贈る人の気持ちが表れるような贈り物であり続けること、魅力ある素材のよさに手間をかけて、それを手軽に食べてもらうことが竹千寿の目指しているところです。」
販売先
岩田屋百貨店
竹千寿 公式オンラインショップ
楽天市場 セコムの食 など
自社工場の直売所
メディア
(雑誌) サライ、文藝春秋、AGORA、コトレシピ、クロワッサン、
Jalux グルメ・ファーストクラス、婦人画報
などに取り上げられています。
竹千寿の商品はこんな時に最適です
入学、卒業、結婚、出産のお祝い
年齢の賀寿(還暦、古希、喜寿・・・)
結婚記念日 時節のご挨拶 などなど
参加者との質疑応答
試食して味もいいですが、デザインがとてもいいですね。
岡山のデザイン会社にロゴパターンをデザインしていただき、いくつか届いた中から 選びました。良いデザインを考えてくれたので、デザインに負けないよう商品作りに励んでいます。また「笹ちまき」の包装おもて面にあえて温め方を書いています。どなたがいつ手に取っても温め方がすぐわかるように、という思いでデザインしました。
竹や笹の葉の貯蔵方法、竹の伐採時期は?
生の状態で冷凍保存しています。時期は問わず伐採しています。
ちまき類とスープを同梱ギフトにできますか?
ご対応いたします。まずお問い合わせください。
■会場の声より■
「とっても美味しかったです!」
「薄味で食べやすかった。」
「笹ちまきは量がちょうどいいです。」
感想などアンケートの声 (一部)
- お話しぶりがとても誠実。温かくきちんと商売されている感じでこちらの商品は間違いないと思いました。
- 「竹」の印象がよい。デザインのセンスがいい。
- 大量生産ではない、希少価値のある商品を作っていて、今の時代にマッチしているのでは。
- 1個1個の包装に調理方法が書いてあり、思いやりを感じました。
- 竹千寿の名前・商品のデザインがよく合っている
- 贈り物によい。贈り物は自分用には買いにくいものをあげたい。プチ贅沢を届けたい。
- 身近に買える場所があるといいな。
- お祝い事に最適です。
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企業情報
住所:福岡県宮若市倉久890
TEL: 0949-33-4150
FAX: 0949-33-3707
HP : http://www.takesenjyu.jp/
オンラインショップ :
http://shop.takesenjyu.jp/