「ビスネットの昼休みへようこそ♪」第24回 アルミホイル

2022/08/08

こんにちは。パクチーです。
少し前になりますが、6月のわいわい塾は大豆ミート
をテーマにして開催しました。
試食の大豆ミートを参加者のみなさんに配る方法をどう
するか相談しているときのことです。紙コップ?プラ容
器?と悩んでいると、Kさんから一言
「銀紙で包んでくばったら?」
久しぶりに聞いたよ…「銀紙」って…。
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言った本人もその言葉の響きに驚いたのか。
「『銀紙』って…、古いよね~」と自分で突っ込みをいれ
ています。
そばにいたMさんからは
「むかし、銀紙とっておいて、丸めて遊んだよねー」
という「昭和の子どもあるある」も出てきました。
うーん、インパクトがある言葉だ。

 

 

「銀紙」には、たばこの包み紙のようにアルミ箔に紙を
裏打ちしたものもありますが、紙を裏打ちしていないア
ルミホイルそのものを指す場合もあります。
最近ではものを包むのに、ラップを多用しますが、そう
いえばアルミホイルも使いますよね。
といって、思い出したのが、おにぎりです。最近、そうい
えば、おにぎりをアルミホイルで包んでいないなあ…。

 

 

そういう方が多いのか、2021年に㈱クレハと東洋アルミ
エコープロダクツ㈱が共同開催した「第二弾おにぎり総
選挙『ラップとホイルどっち派?』」では、83:17で、
ラップ派が圧勝!
ラップに勝てないと思っていても、こんなに差がつくと
アルミ会社もさすがにショックだろうな…と同情してし
まうぐらいの大差です。

ところが、ところがです。
実は、味については逆なんです。おにぎりは、ラップで包
んだよりも、アルミホイルで包んだ方がおいしいのだそ
うです。アルミホイルは、電子レンジにかけられないとい
った不便さはありますが、ラップに比べて通気性がほど
よく、お米がべちゃっとしないのだそう。
味の違いがはっきりわかるぐらい差があると聞いて、私
も今日からはアルミ派に転向だー!

 

 

ところで、このアルミホイル、最近売っているものって、
前と少し変わってきた感じがしませんか?
先日、アルミホイルがなくなったので、買い物に出る夫
に買ってきてもらったところ、買ってきたのはフライパ
ンに敷いても使えるという300円程度のもの。100円前
後の特売のアルミホイルを想定していたので、「こんない
いものじゃくなくてもよかったのに…」とぶつぶつ言っ
たところ、「これしかなかった」との答え。
「ほんとに~??」と疑いの目で夫を見た私ですが…
実はこれ、私が間違っていたのかもしれません。

 

 

というのは、ここ数年、アルミホイルは、従来品より高
価格なシリコン樹脂を表面に塗った製品の売上が増えて
きているのだそうです。あるデータによると、2012年に
は従来品の6分の1の市場規模だったシリコン塗布アル
ミは、2021年には従来品の7割の水準まで伸びている
といいます。*
販売額首位の旭化成ホームプロダクトの「クックパー」
は従来品の倍以上の価格で、330円。夫が買い物に行っ
たお店もこのタイプのものしか売っていなかったのかも
しれません。ブツブツ言って、ごめんよ。

 

 

このシリコン樹脂を塗ったアルミホイルは、油を引か
なくても食材がくっつかず、お餅を焼いても簡単にはが
れます。
それに加えて、耐水性、耐熱性も高く、一つのフライパ
ンに2枚敷けば、味の違う料理を一度に作ることもでき
ちゃいます♪片づけも、捨てるだけなので、らくちん、ら
くちん♪
いいことだらけなので、支持が広がっているというわけ
です。

 

普段何も考えずに使っているアルミホイルですが、意識
して使用すると、もっと便利に、もっとおいしく使えるん
ですね。
見直したよ、アルミ君。君にはもっと働いてもらうこと
にしよう。


*日本経済新聞「くっつかない」アルミホイル、価格2
倍でも時短に支持
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC27EJ90
X20C22A1000000/?unlock=1