「ビスネットの昼休みへようこそ♪」第28回 メンマ

2023/05/19

こんにちは。パクチーです。
少し前になりますが、Aさんに連休の予定を尋ねたところこん
な答えが返ってきました。
「メンマづくりのお手伝いに糸島に行くんだ♪」
えっ?メンマ作るの?

 


以前は竹製品の原料用として、またはたけのこ畑として利用
されていた竹林ですが、近年は手入れが行き届かずに荒れてし
まう、いわゆる「放置竹林」が大きな問題になっています。
この問題を解決するためには、竹の有効活用が必要ですが、そ
の一つが「メンマ」なんです。
私たちが食べているメンマはそのほとんどが外国産。
なので、国産メンマにはニーズありということもあって、いま
ご当地メンマが全国的な広がりを見せています。
そのなかでも糸島は、メンマづくりの先進地であり、好奇心
旺盛なAさんはそれに目をつけたというわけ。
さすが~!おもしろそう♪

 


その前に、「メンマ」といえば、やっぱりラーメンですよね。
ラーメンのトッピングについては、様々なアンケートを実施し
ていますが、好きなトッピングベスト4は決まって
「たまご」「チャーシュー」「ねぎ」「メンマ」。
ただ、「ベスト4」とはいっても、メンマは決して1,2位争い
には加われない存在。たえず、3位、4位争いをして、クライ
マックスシリーズに出られればラッキー♪といったどこかの
野球チームのような存在です。

 

 

個人的には、第2位に入れてあげたい(1位はやっぱりチャ
ーシューだな)メンマですが、メンマファンはどうも中高年が
多そう。

なんでも調査団「麺(ラーメン・うどん・そば)についての
アンケート・ランキング」
https://chosa.nifty.com/gourmet/chosa_report_A20200321/index.html


そういえば、九州で絶大な人気を誇るとんこつラーメンはもち
ろん、全国的に人気がある「家系ラーメン」にもメンマは入っ
ていません。
メンマは昔ながらの醤油ラーメン、いわゆる「中華そば」に入
っているイメージなので、若者よりも中高年からの支持が高い
というのもなんだかうなずけます。

 

 

ところで、「メンマ」という名前の由来をご存知ですか?
私はてっきり中国語だと思っていましたが、実は違います。
戦前は「シナチク」と呼ばれていましたが、昭和20年代にあ
る輸入業者がそれを「メンマ」と名付けたのが始まり。
「麻竹(まちく)」というタケノコからできているので「ラーメ
ンにのせる麻竹」で、略して「メンマ」というのが名前の由来。
メンマのようなタケノコの炒め物は中国や台湾にもあります
が、麺の上にのせて食べるのは、日本オリジナル。
食べ方も名前も、日本が発祥なんだそうです。へえ…。

 

 

と、ここまで書いてきて、ちょっと気になったことが…
麻竹というのは、南方系の竹で日本にはほとんどありません。
なので、Aさんがお手伝いにいったメンマも孟宗竹のタケノコ
で作られています。
ということは、「メンマ」じゃなくて「メンモウ」じゃないの??
「細かいことは言わないように」とAさんから言われそうな
ので、おいしいならよしとしましょう♪

 

 

ちなみに、Aさんのメンマづくりですが、今年はタケノコが裏
作の年。タケノコの収穫量が少なく、お手伝いもタケノコをカ
ットするところまでだったとのこと。残念!
でも、味見させてもらった完成品のメンマはおいしくて、ビー
ルのつまみにピッタリだったそうですよ~。
私も食べてみたーい♪