「ビスネットの昼休みへようこそ♪」第29回 買い取り

2023/08/23

 

こんにちは。パクチーです。
先日、Aさんとモールの話題で盛り上がっているときに、中に
入っているブランド品買取のお店の話になりました。
「うちにはブランド品ないから、『ここは関係ない店だね』っ
て娘と話になってさあ…」
「私も、私も~。ブランド品持ってないから、ああいうところ
で売るものない、ない♪」
と「ないない自慢」になるふたり…。

 

 

ブランド品買取のお店って最近すごく目につくような気がし
ませんか?20年ほど前から増えだした業態のお店ですが、
最近はフランチャイズのお店が増えて、「ここにも」「あそこに
も」と急増しています。
昔からあったのは、質屋とリサイクルショップ。ただ、質屋は
お金を返せば質物を返してもらえるというシステムで、その
場でものを買い取ってしまう買取とは少し違います。
また、リサイクルショップは?というと、商品をその場で買い
取るところは同じですが、家具、家電からなんでも扱うところ
が、ブランド品など比較的高額なものに限定している買取店
とは違います。加えて、リサイクルショップは買い取った商品
の販売もしますが、買取店は必ずしも販売をするわけではあ
りません。買取店には白い手袋をした鑑定人がいて、店の雰囲
気もリサイクルショップよりも高級そう…なんてところも違
いがありますね。

 

 

ところで、買い取られたブランド品はというと、そのほとんど
が古物商オンリーのオークションにかけられて、中古品を販
売する業者に買い取られていきます。そして、そこからまた新
しい持ち主のところに売られていきます。

誰かにとっていらない商品がまた使われる、つまり「リユース」
されるんだから、このブランド品買取はとってもエコなしく
みですよね♪
ブランド品のリユース市場は、急成長の真っ最中。2021年
の市場規模は、前年比19.7%UPで約3000億になるん
だそう。
数字を聞いてピンと来ないかもしれませんが、これって、古本
の3倍、中古バイクの1.5倍なんだそう。古本や中古バイク
なんて、リアル店舗がたくさんあって、利用する人も多いのに、
それよりもブランド品のリユースの方がずっとお金が動くん
ですね…。

 

 

ノーブランドの私とAさんはブランド品「ないない」と盛り上
がりましたが、あるアンケートでは回答者の15%の方が過
去1年間に「いらなくなったブランド品がある」と答えていま
す。そしていらなくなったブランド品は?と聞くと、60%の
方が「自宅に保管」している。つまり眠らせているといいます。
「思い出がある」「売ったり、あげたりするのは手間がかかる」
といった理由があって自宅に眠らせているのかもしれません。
でも、身近に買取店が増えている今は、リユースデビューにい
いときかもしれません。

 

 

ブランド品に限らずですが、いらなくなったものの売り渡し
は若い人の利用が多く、年齢が高くなるにつれて使ったこと
がない人が増えるのだそう。
眠っているものがお金になればもちろんニコニコなので、若
者を真似してリユースしてみませんか?
ただ、以前、訪問買取で安く買いたたかれたなんてトラブルも
あったので、納得した査定額で売ってくださいね。

縁遠いと思っていた買取店ですが、なんか使ってみてもいい
かもね~と思ってきました。
さあ、私ももう一度、家に眠っているブランド品がないか探し
てみようっと…。

参考
環境省
令和3年度リユース市場規模調査報告書
https://www.env.go.jp/content/000076424.pdf

リユース読本(平成28年5月)
https://www.env.go.jp/content/900532626.pdf

リユース業界の市場規模推計2022(2021年版)
https://www.recycle-
tsushin.com/news/detail_7557.php